魚種図鑑 & 仕掛け・攻略ガイド
全国沿岸・汽水域の全96魚種のデータ・タナ・生息域・釣期・仕掛け・食味 & 毒魚アラート
マアジ (鯵)
Trachurus japonicus堤防釣りの主役にして最高の大衆魚。サビキ釣りで数釣り、ルアー(アジング)でゲーム性の高い繊細な駆け引きが楽しめます。
マイワシ / カタクチイワシ / ウルメイワシ (鰯)
Sardinops melanostictus海の生態系を支える代表的な大衆魚。春から秋にかけて堤防に巨大な群れで押し寄せ、サビキ釣りで子どもから大人まで誰でも大漁が狙えます。鮮度抜群の刺身や梅煮、フライは絶品。
サヨリ (細魚 / 針魚)
Hyporhamphus sajori銀色に光る細長い魚体と下アゴの紅い針が特徴の秋・冬の風物詩。表層を群れで泳ぎ、専用カゴウキ仕掛けで狙うスリリングな数釣りと、透き通る上品な白身が魅力。
コノシロ / コハダ (鮗)
Nematalosa japonica江戸前寿司の代表ネタ「シンコ・コハダ」の成魚。東京湾や内湾に多く、秋〜冬にサビキ釣りで大群がヒット。独特の旨味と酢締め(酢コノシロ)が絶品。
サッパ / ママカリ (簑葉魚)
Sardinella zunasi「あまりの美味さに隣の家から飯(ママ)を借りてまで食べた」ことから「ママカリ」の名で親しまれる内湾の定番小魚。サビキ釣りで鈴なりに釣れるファミリーフィッシングの味方。
アカカマス / ヤマトカマス (梭子魚)
Sphyraena pinguis鋭い歯と獰猛なフィッシュイーター気質を持つ回遊魚。ルアー(小型ミノーやジグ単)やカマスサビキに果敢にアタックし、干物や塩焼きの旨味は魚類屈指。
鋭い歯で指を切る恐れがあります。針を外す際は必ずフィッシュグリップとプライヤーを使用してください。
メバル (目張)
Sebastes inermis「春告げ魚」とも呼ばれ、クリッとした大きな目が特徴のロックフィッシュ。夜間の繊細なメバリングやウキ釣りで人気。
スズキ / シーバス / セイゴ / フッコ / ハネ (鱸)
Lateolabrax japonicusルアーフィッシング最高峰のターゲット。エラ洗いの豪快なファイトと都市部河口から地磯まで狙える身近さが魅力。
クロダイ / チヌ
Acanthopagrus schlegelii警戒心が強く知能の高い「海の王者」。フカセ釣り・落とし込み(ヘチ釣り)・紀州釣り・チニングなど多彩な釣法が存在。
オヤビッチャ (五線雀鯛)
Abudefduf vaigiensis黄色と白のグラデーションに5本の黒い横縞が入った熱帯・温帯性のスズメダイ科の魚。本州太平洋岸の夏〜秋の磯や堤防、南西諸島で豊富に見られ、エサ取りの名手ながら塩焼きや唐揚げで美味。
マサバ / ゴマサバ (鯖)
Scomber japonicus回遊魚の代表格。群れが接岸するとサビキ釣りやジグで入れ食いになり、強烈に横走りするパワフルなファイトが楽しめます。鮮度落ちが早いため釣り人のみが味わえる新鮮なサバ料理は格別。
ブリ / イナダ / ハマチ / ワラサ / ヤズ / フクラギ (鰤)
Seriola quinqueradiata出世魚の代表格。ショアジギングでメタルジグをかっ飛ばし、強烈な青物の引きを味わう爽快感は格別。
サワラ / サゴシ (鰆)
Scomberomorus niphonius水面をジャンプする超高速スプリンター。春と秋に接岸し、ブレードジグやミノーの超高速巻きに強烈にバイト。上品な白身とトロのような脂の乗りが絶品。
カミソリのような極めて鋭い歯を持ちます。針外し時は絶対に口元に手を近づけず、大型プライヤーを使用してください。
カンパチ / ショゴ / ネリゴ / ネイリ / シオ / ネイゴ (間八)
Seriola dumerili青物の中でもトップクラスのトルクと引きの強さを誇る高級魚。若魚(ショゴ・ネリゴ 30〜45cm)は夏〜秋に堤防周辺へ群れで接岸し、ショアジギングで大人気。
マコガレイ / カレイ / クロガシラガレイ / マツカワ (鰈)
Pseudopleuronectes yokohamae冬の投げ釣りの代表格。「左ヒラメに右カレイ」で知られる砂泥底の好ターゲット。産卵前後の「花見カレイ」や晩秋〜冬の「落ちカレイ」は肉厚で甘みのある白身が絶品。
ヒラメ (鮃)
Paralichthys olivaceusサーフや堤防のフラットフィッシュ最高峰。海底に潜みベイトを待ち伏せして強襲する豪快なバイトと高級料亭級の甘い白身(縁側)が魅力。
マゴチ (真鯒)
Platycephalus sp.「照りゴチ」の名で知られる夏の砂泥底の王者。ワームやジグへの鋭い首振りバイトと、フグにも匹敵すると称される極上の弾力ある白身が絶品。
カサゴ / ガシラ / ガラカブ / ホゴ (笠子)
Sebastiscus marmoratus堤防際やテトラの穴釣りの定番。初心者でも簡単に釣れ、1年中狙えるありがたい根魚。唐揚げや味噌汁は絶品。
シロギス / キス (鱚)
Sillago japonica「砂浜の貴婦人」と呼ばれる美しい白身魚。投げ釣りでプルプルッとした小気味良いアタリと絶品の天ぷらが楽しめます。
ギマ (擬麻)
Triacanthus biaculeatus銀色の菱形の体と腹部に2本の頑丈なトゲを持ち、地面に直立するユニークな魚。夏の内湾・サーフのチョイ投げでよく掛かり、粘液が多いもののカワハギ同様の巨大な肝(キモ)と淡白な極上白身を持つ隠れた高級魚。
キュウセン / ベラ (九線 / ギザミ)
Parajulis poecilepterus鮮やかな体色が特徴(オスは青緑色の「青ベラ」、メスは赤褐色の「赤ベラ」)。関東では外道扱いされがちですが、関西・瀬戸内では「ギザミ」と呼ばれ高級魚として珍重される非常に美味な魚。
タチウオ (太刀魚)
Trichiurus lepturus銀色に輝く刀のような魚体と鋭い歯。夏〜秋の夕暮れから夜にかけて堤防が一気に賑わう大人気ターゲット。
カミソリのような鋭い歯で手を切る危険大。魚ばさみ(フィッシュグリップ)と針外しプライヤー必須。
マハゼ (真鯊)
Acanthogobius flavimanus日本の秋を代表する大衆魚。浅い河口や運河でウキ釣りやチョイ投げ、見釣り(サイトフィッシング)で手軽に狙え、ふわふわで上品な天ぷらは秋の味覚の王様。
マダイ (真鯛)
Pagrus major「百魚の王」と称される日本の象徴的な名魚。春の乗っ込み期や秋に堤防・磯・カゴ釣りで狙え、力強い三段引きと上品な旨味が釣り人を虜にします。
アオリイカ / モイカ / ミズイカ (水墨烏賊)
Sepioteuthis lessoniana「イカの王様」と称される最高級の甘みと旨味。エギ(餌木)を使ったエギングや、生きたアジを使うヤエン釣りが大熱狂。
マダコ / タコ (真蛸)
Octopus sinensis堤防際や敷石に潜むタコ。タコエギやタコジグで海底をトントン叩いて誘う豪快な釣り。茹でたての明石タコ・地ダコは歯ごたえと旨味が抜群。
マメイカ / ヤリイカ (ジンドウイカ)
Loliolus beka北海道や東北で春と秋に大ブームとなる小型ツツイカ。1.5〜1.8号のライトエギングで手軽に数釣りが楽しめ、柔らかく甘い身は絶品。
タマン (ハマフエフキ / 浜笛吹)
Lethrinus nebulosus沖縄の打ち込み(ぶっこみ)釣りの大本命。強烈なダッシュ力と重量感ある引きで釣り人を熱狂させる南国のスーパースター。
ガーラ / ロウニンアジ / カスミアジ (GT)
Caranx ignobilisショアGT・ガーラとして知られる最強の巨大回遊魚。若魚(メッキ・ガーラ 30〜50cm)からメーター超えのモンスターまで強烈なファイトが楽しめます。
ミーバイ (ヤイトハタ / スジアラ / アカジン)
Epinephelus coioides / Plectropomus leopardus沖縄の三大高級魚「アカジンミーバイ(スジアラ)」を含むハタ科の総称。美しい魚体と上品な白身、根に潜る強烈なファイトが魅力。
クチナジ (イソフエフキ / 磯笛吹)
Lethrinus atkinsoni黄色がかった美しい魚体と美味しい白身が特徴のフエフキダイの仲間。港湾やリーフから手軽に狙え、沖縄の食卓で親しまれる大衆美味魚。
グルクン (タカサゴ / 沖縄県魚)
Pterocaesio digramma沖縄の「県魚」に指定されている代表的な大衆魚。群れで回遊し、サビキ釣りやカゴ釣りで数釣りが楽しめ、丸ごと揚げた「グルクンの唐揚げ」は沖縄名物。
ニシン (鰊 / 太平洋鰊)
Clupea pallasii北海道の冬〜春の風物詩。「群来(くき)」で知られる北の大衆魚。港湾に大群が押し寄せ、投光器サビキ釣りで鈴なりの数釣りが楽しめます。
ホッケ (𩸽 / 真ホッケ・根ボッケ)
Pleurogrammus azonus北海道を代表する超美味魚。春と秋に港湾や磯場に大群で接岸し、ウキ釣りやジグで爆釣。脂がたっぷり乗った一夜干しやフライは最高のごちそう。
クロソイ (黒曹以)
Sebastes schlegelii「北の鯛」と称されるロックフィッシュの最高峰。厳冬期でも力強い引きを見せ、夜間のワームやブラクリで50cm級の怪物が狙えます。
チカ (千魚)
Hypomesus japonicusワカサギによく似た北海道・東北の沿岸魚。港の岸壁から足元サビキで手軽に数釣りが楽しめ、サクサクの天ぷらやフライが冬の定番味覚。
アイナメ / アブラコ / エゾアイナメ / ウサギアイナメ (鮎並)
Hexagrammos otakii北海道・東北で「アブラコ」と呼ばれる大型根魚。秋の産卵期(スポーニング)には金色(婚姻色)に染まり、強烈な首振りダンスで釣り人を魅了。
【危険魚】アイゴ (バリ)
Siganus fuscescens強い引きでフカセ釣りの外道としてよく掛かるが、背ビレ・腹ビレ・尻ビレに強い毒針を持つ危険魚。下処理すれば美味しいが素手は厳禁。
背ビレ・腹ビレ・尻ビレの棘に強い毒!刺されると数時間〜数日激痛と腫れが続きます。絶対に素手で触らないでください。刺されたら45℃前後の温水に患部を浸してください。
【危険魚】オニオコゼ / ハオコゼ
Inimicus japonicus岩や海藻に擬態した毒魚。堤防のサビキやチョイ投げで外道として掛かるハオコゼ(5〜10cm)も同様に強毒を持ち要注意。
背ビレに猛毒の棘があります。刺されると患部が激しく腫れ上がり耐え難い激痛が走ります。温熱療法(45℃の湯)が有効ですが速やかに病院へ。
【危険魚】ゴンズイ (権瑞)
Plotosus japonicus堤防の夜釣りやサビキ・ブッコミ釣りで群れ(ゴンズイ玉)をなして掛かるナマズ目の海水魚。体側に2本の鮮やかな黄色い縦縞と口元に8本のヒゲが特徴。背ビレと左右の胸ビレに鋭い強毒棘を持ち、刺されると焼けるような激痛と激しい腫れ・組織壊死を引き起こす。死後も毒性が持続するため絶対に素手で触れてはならない。毒棘をハサミで完全除去し適切に下処理すれば、蒲焼き・煮付け・味噌汁(ゴンズイ汁)で白身の脂が乗った極上の美味として味わえる。
背ビレに1本、左右の胸ビレに各1本の計3本の鋭い毒棘があります。刺されると焼けるような激痛が走り、患部が赤く腫れ上がります。死んだ個体でも毒が残るため素手厳禁。刺された場合は傷口を真水で洗い毒を絞り出し、43〜45℃前後の温水に40〜60分患部を浸す温熱療法(タンパク毒の不活化)が有効です。重症時や痛みが引かない場合は直ちに医療機関へ受診してください。
【危険魚】クサフグ (草河豚)
Takifugu alboplumbeus日本全国の防波堤・砂浜・磯・河口汽水域に無数に生息する小型フグ。背面はオリーブ色(草色)に多数の白い小斑点が散らばる。初夏の大潮の夕方に波打ち際へ集団で押し寄せて産卵する生態でも有名。釣りではあらゆるエサを鋭利なクチバシ状の歯で齧り取り、針やハリスを切断する「堤防最強のエサ取り厄介者」。肝臓・卵巣・腸・皮膚など全身に致死量の猛毒テトロドトキシンを持つため絶対に食べてはならない。
肝臓・卵巣に極めて強い致死猛毒テトロドトキシンを含み、腸や皮膚(体表)にも強毒があります。素人調理による誤食は麻痺や呼吸停止を引き起こし命に関わります。絶対に持ち帰って食べないでください。また、釣り針を外す際に鋭いクチバシで指を噛まれると深く切れて大量出血するため、メゴチバサミとプライヤーを使用して速やかにリリースしてください。
【猛毒注意】トラフグ (虎河豚)
Takifugu rubripes「ふぐ料理の王様」と称される最高級フグ。胸ビレ後方に白く縁取られた大きな黒斑があり、背中から尾にかけて微小な棘(小棘)が密生する。近年は東京湾や外房・常磐沖などで冬〜春にかけて専門船(カットウ・テンヤ)で大型(数キロ級)が狙えることで爆発的人気。筋肉(身)や精巣(白子)は極上の美味だが、肝臓や卵巣などの内臓には致死性の猛毒テトロドトキシンを含む。専門のふぐ処理師による身欠き(有毒部位完全除去)が絶対条件。
肝臓・卵巣・腸などに致死性の猛毒テトロドトキシン(青酸カリの約1000倍の毒性)を含みます。加熱調理しても毒素は分解されません。一般人の素人調理・無資格解体は絶対に禁止です。また、強靭な歯は人間の指の肉を簡単に噛みちぎる威力があるため、釣れた際の針外しはフィッシュグリップとロングプライヤーを必ず使用してください。
【猛毒注意】ショウサイフグ (潮際河豚)
Takifugu snyderi東京湾や常磐、伊勢湾などで「湾フグ」として絶大な人気を誇る中型フグ。背中は褐色に白い斑点、体側下に黄色い縦帯があり、胸ビレ後方の黒斑には白い縁取りがないことでトラフグと区別される。繊細なアタリを掛け合わせるカットウ釣りはゲーム性が極めて高く、白身の刺身(てっさ)や唐揚げ、てっちり鍋はトラフグにも劣らぬ上品な旨みがある。筋肉は無毒(一部海域を除く)だが、肝臓や卵巣に強毒テトロドトキシンを含むため素人調理は絶対厳禁。
肝臓・卵巣に強いテトロドトキシン(猛毒)を含み、皮や筋肉にも海域や個体によって弱毒が検出される場合があります。一般釣り人による素人調理は食中毒(呼吸不全・死亡事故)に直結するため絶対に禁止です。釣れた魚は必ずふぐ処理師免許を持つ船宿で身欠き(可食部のみの解体)を依頼してください。また鋭い歯での噛傷にも注意。
【危険魚】キタマクラ (北枕)
Canthigaster rivulata本州中部以南の岩礁域や防波堤に生息する小型フグ。体側に2本の青い縦帯と無数の青色小斑点を持つ。食べると中毒死して遺体を北枕に寝かせることになるのが名前の由来とされる。肝臓・卵巣・腸だけでなく皮膚(粘液)や筋肉にも強毒テトロドトキシンを含むため絶対に食べてはならない。磯釣りや堤防フカセ釣りでハリスを噛み切る厄介なエサ取りとして有名。
肝臓・卵巣だけでなく、皮膚・筋肉・腸にも強いテトロドトキシン毒(フグ毒)を含みます。素人調理による誤食は致死的な食中毒を引き起こします。絶対に食べないでください。針を外す際も鋭いくちばしで噛まれないよう注意。
【危険魚】アカエイ (赤鱏)
Dasyatis akajei浅い海の砂泥底や河口、干潟、サーフに生息する大型のエイ。体は菱形で背面は黄褐色、腹面は白く縁が黄色や橙色。尾の付け根背側にノコギリ状の鋭利な毒棘(1〜2本)を持ち、誤って踏んだり触れたりすると深く突き刺さって激痛と組織壊死・大量出血を引き起こす。初夏〜秋にかけて波打ち際や河口に多数接岸し、ウェーディングの釣り人にとって最も危険な生物の一つ。適切にトゲを落として下処理すればヒレ(エイヒレ)や身は煮付けや唐揚げで美味。
尾の付け根にあるノコギリ状の毒棘には返しがあり、深く刺さると抜けにくく外科的な大怪我になります。同時に強毒が注入され、耐え難い激痛、血圧降下、呼吸困難、患部の組織壊死を引き起こします。刺された場合は傷口を真水で洗い、棘が残っていれば慎重に抜いて、45℃前後の温水に患部を浸してタンパク毒を緩和させ、速やかに救急車または外科・救急外来を受診してください。
キュウリウオ (胡瓜魚)
Osmerus dentex体表から新鮮なキュウリ(胡瓜)のような爽やかな独特の芳香を放つ北方系の美味魚。サケ科に近いキュウリウオ科で、鋭い歯を持ち、北海道の秋〜冬の港湾サビキやブッコミ釣りで20〜30cm級の良型がヒットします。
カラフトマス (樺太鱒 / セッパリマス / オホーツクサーモン)
Oncorhynchus gorbuscha夏のオホーツク海・知床・道東沿岸に大群で押し寄せる大人気サーモン。産卵期を迎えた雄は背部が大きく盛り上がり「セッパリマス」と呼ばれます。ウキフカセ釣りやルアー(スプーン+タコベイト)での強烈なファイトが魅力。
コマイ (氷下魚 / カンカイ / オオマイ)
Eleginus gracilis氷の下に網を張って獲ることから名付けられた北海道・道東を代表するタラ科の美味魚。30cm以上の大型は「オオマイ」と呼ばれます。真冬の夜釣りブッコミで鈴なりにヒットする人気のターゲット。
マツカワ (王鰈 / 松川鰈 / タカノハ)
Verasper moseriヒラメをも凌ぐ極上の身質と歯ごたえから「王鰈(キング・カレイ)」と称される幻の超高級カレイ。ヒレに走る黒い縞模様が特徴で、太平洋側(えりも・胆振・日高沿岸)の投げ釣りで50cm〜70cm超の巨魚が狙えます。
メジナ (グレ / クロ / 尾長グレ)
Girella punctata磯釣り・堤防ウキフカセ釣りの最高峰にして絶大な人気を誇る好敵手。鋭敏な視力と強烈な突っ込みパワーを持ち、繊細なウキフカセ仕掛けで知恵比べを挑む奥深い釣りの対象魚。冬の「寒グレ」は脂が乗り極上。
キジハタ (アコウ / 雉羽太)
Epinephelus akaara「夏のフグ」とも讃えられる超高級ハタ。体表に散りばめられた鮮やかな橙赤色の斑点が美しく、日本海・瀬戸内海・九州を中心にロックフィッシュ(グルーパーゲーム)の最高峰ターゲットとして絶大な人気を誇ります。
カワハギ (皮剥 / 肝パンカワハギ)
Stephanolepis cirrhiferエサだけを巧みに盗る「エサ取り名人」として釣り人を熱狂させるテクニカルターゲット。秋から冬にかけて肥大化する巨大な「肝(キモ)」は海のフォアグラと称され、濃厚な肝醤油で食べる刺身は至福の美味。
ヒラマサ (平政 / 青物の王様)
Seriola lalandiブリ・カンパチと並ぶブリ属御三家の中でも最高峰のスピードとトルクを誇る「磯のダンプカー」。水面を割るダイナミックなトップウォータープラグへのバイトやショアジギングでの圧倒的なパワーファイトは全アングラーの憧れ。
ソウダガツオ (ヒラソウダ / マルソウダ / 宗田鰹)
Auxis rochei夏から秋にかけて日本全国の沿岸に大群で押し寄せる超高速回遊魚。ヒラソウダ(美味)とマルソウダ(宗田節の原料)の2種が存在。ライトショアジギングや弓角、カゴ釣りで竿を絞り込む強烈な引きが魅力。
イサキ (伊佐木 / 鍛冶屋殺し)
Parapristipoma trilineatum初夏(6〜7月)の梅雨時に産卵期を迎え、全身に極上の脂を蓄える「梅雨イサキ」として名高い高級魚。骨が非常に硬いことから「鍛冶屋殺し」の異名を持ちます。夜釣りのかご釣りやフカセ釣りで大人気。
ハタハタ (鰰 / 鱩 / カミナリウオ)
Arctoscopus japonicus初冬の日本海に雷(ハタハタ)が鳴り響く頃、産卵のため沿岸の藻場に押し寄せる秋田・山陰の冬の風物詩。ウロコがなく滑らかな体皮を持ち、プチプチとした歯ごたえの卵塊「ブリコ」が絶品珍味として愛されています。
シリヤケイカ / コウイカ (尻焼烏賊 / 墨烏賊)
Sepiella japonica胴の先端部から茶褐色の液体を分泌することから「尻焼け」と呼ばれるコウイカの仲間。春(5〜6月)の東京湾や瀬戸内海・内湾の堤防に産卵のため大量接岸し、スッテやエギを海底で引くだけで手軽に釣れる人気ターゲット。
ケンサキイカ (剣先烏賊 / シロイカ / アカイカ / マイカ)
Uroteuthis edulisイカ類の中で最も甘みが強く「イカの女王」と称される最高峰の美味イカ。山陰では「シロイカ」、九州では「ヤリイカ/アカイカ」とも呼ばれます。夏の夜釣りで堤防や漁港の常夜灯下に回遊し、ライトエギングで狙えます。
テナガエビ (手長海老)
Macrobrachium nipponense河口・汽水域の消波ブロックや護岸の隙間に生息する初夏(5〜7月)の風物詩。オスは体長の2倍近い長いハサミを持ち、短竿と極小ウキで駆け引きを楽しむファミリー・初心者にも大人気のターゲット。素揚げや唐揚げは香ばしくビールのお供に最高。
ボラ / イナ / オボコ (鰡 / 鮱 / 寒ボラ)
Mugil cephalusオボコ→イナ→ボラ→トドと成長に伴い名前が変わる代表的な出世魚(「とどのつまり」の語源)。汽水域から外洋まで広く生息し、水面を大きくジャンプする姿でおなじみ。外洋や冬の澄んだ水で獲れる「寒ボラ」は鯛やヒラメを凌ぐ脂の乗りと極上の甘みを誇り、卵巣は高級珍味「カラスミ」の原料になります。
アカハタ / オオモンハタ (赤羽太 / 大紋羽太)
Epinephelus fasciatus南日本の暖流が当たる岩礁帯や堤防を彩るハタ科の代表格。真紅の美しい魚体のアカハタはボトムに張り付き、オオモンハタは中層のベイトを追うスイミング系の捕食を行う。どちらも引きが強烈で、上品な甘みと弾力ある白身は絶品。
シイラ / マヒマヒ (鱪 / 万力)
Coryphaena hippurus鮮やかなエメラルドグリーンと黄金色の体色を持つ夏の回遊魚。オスは額が角ばる迫力満点のフォルム。「万力(マンリキ)」の異名を持ち、フッキングすると豪快なジャンプと猛烈な横走りを連発するエキサイティングなトップゲームが魅力。
イイダコ (飯蛸 / 飯持ちイイダコ)
Amphioctopus fangsiao体長20cm前後の小型のタコ。秋〜冬から早春にかけてメスの胴に米粒のような卵(飯=いい)がぎっしり詰まることから名付けられた。真っ白なラッキョウやスッテに抱きつく習性を利用した専用テンヤ釣りは誰でも手軽に大漁が狙える。
ドンコ / エゾイソアイナメ (蝦夷磯鮎並)
Physiculus maximowiczi東北・北海道・三陸海岸の冬の釣りを代表するタラ目の底生魚。褐色のプニプニした魚体と下アゴのヒゲが特徴。冬のテトラ穴釣りや夜のぶっこみ釣りで定番。巨大で濃厚な肝(キモ)を持ち、東北名物「どんこ汁」や「肝和え」は冬の至高の味覚。
ウミタナゴ (海鱮 / 春告魚)
Ditrema temminckii卵ではなく稚魚を直接産む(胎生)珍しい海産魚。早春の産卵期に接岸し、他の魚が釣れにくい厳寒期〜春告魚(はるつげうお)として親しまれる。銀色や赤褐色の美しい魚体とウキ釣りの繊細なアタリが楽しい風情あるターゲット。
ヒラスズキ (平鱸 / 荒磯の王者)
Lateolabrax latus荒れ狂う外洋の磯にできる真っ白な泡(サラシ)の中に潜む「荒磯の王者」。普通のスズキ(マルスズキ)に比べ体高があり筋肉質。過酷な波と風の中でルアーを通し、サラシから銀鱗を翻してバイトする瞬間はソルトルアーゲームの最高峰。
アカメ (赤目 / 日本固有種 / 幻の怪魚)
Lates japonicus高知県(浦戸湾・四万十川など)や宮崎県などの限られた汽水域・沿岸にのみ生息する日本固有の巨大肉食魚。「日本三大怪魚」の一角。光を浴びるとルビー色に赤く輝く眼球と、鋼のような体躯、圧倒的な怪力を誇り、多くのアングラーが一生に一度の出逢いを求める幻の魚。
タカベ (高部 / 鰞 / 夏の極上魚)
Labracoglossa argentiventris背中に鮮やかなレモンイエローのラインが走る伊豆諸島・房総・紀伊半島の夏の風物詩。「海の鮎」とも称され、夏のタカベの塩焼きは滴るほどの極上の脂と香ばしさを誇る高級魚。潮通しの良い磯や堤防外側でウキ釣りで狙います。
ヘダイ (平鯛 / 白チヌ)
Rhabdosargus sarbaクロダイに似た銀色の体型で、丸みを帯びた顔つき(平たい顔)と黄色い腹ビレ・尾ビレが特徴のタイ科魚類。クロダイ特有の磯臭さが全くなく、真鯛に匹敵する上品な甘みと適度な脂を持つ隠れた極上美味魚。
イシガレイ / ナメタガレイ (石鰈 / 滑多鰈 / ババガレイ)
Kareius bicoloratus背中に石のような骨質板を持つ「イシガレイ」と、厚いヌメリを持ち東北・北海道で正月の祝い魚として珍重される最高級ガレイ「ナメタガレイ(ババガレイ)」。マコガレイと並び、冬〜早春の投げ釣り・船釣りで絶大な人気を誇る。
タケノコメバル / ベッコウゾイ (筍目張 / 鼈甲曹以)
Sebastes oblongusタケノコが旬を迎える春に美味しくなることから名付けられた大型メバル・ロックフィッシュの仲間。東北では鼈甲色の模様から「ベッコウゾイ」と呼ばれる。ロックフィッシュの中でも引きのトルクが圧倒的に強く、40cmを超えるモンスターは怪力そのもの。
イシダイ / クチグロ (石鯛 / 磯の王者)
Oplegnathus fasciatus強靭なクチバシと縞模様(老成魚のオスは縞が消え口元が黒い「クチグロ」となる)を持つ磯釣りの頂点・「磯の王者」。ウニやサザエを噛み砕く怪力と、竿を海面に突き刺す「三段引き」が底物師を熱狂させる。締まった白身と脂の乗った皮・縁側は極上美味。
クエ / アラ / モロコ (九絵 / 幻の巨大魚)
Epinephelus bruneus体長1m・体重30kg以上に成長するハタ科の最高峰にして「幻の巨大魚」。九州では「アラ」、伊豆・紀伊半島では「モロコ」と呼ばれる。夜の地磯・沖磯から超ヘビータックルで狙う一世一代の好敵手。コラーゲンと極上の脂に満ちた「クエ鍋」は日本最高の冬の味覚。
オオニベ (大長魚 / サーフの巨魚)
Nibea japonica宮崎県日向灘や静岡県遠州灘・高知県土佐湾の広大サーフを回遊する日本最大のニベ科魚類。体長1.5m・体重30kg超に達し、ショアから狙える最大級のターゲットとして全国のアングラーが冬の冷たい砂浜に集結する。強烈なトルクのファイトと白身の美味が魅力。
サクラマス / 海アメマス (桜鱒 / 降海型トラウト)
Oncorhynchus masouヤマメが海へ下り、オホーツク海や日本海・太平洋の大海原で銀ピカに育ったサーモン系最高峰の美魚。春に桜が咲く頃に沿岸サーフや地磯へ接岸。サーモンを超える上品で甘い脂の乗りは「魚類最高の美味」と称される北の憧憬ターゲット。
イシモチ / ニベ / シログチ (石持 / 白愚痴)
Pennahia argentata頭骨の中に大きな耳石(石)を持つことから「イシモチ」と呼ばれる。釣り上げると浮き袋を伸縮させて「グーグー」と鳴くのが特徴。九十九里浜や外洋サーフ・堤防の濁り潮や夜釣りで大人気。新鮮な個体の塩焼きや昆布締めは上品な白身で絶品。
シマアジ (縞鯵 / 究極の高級アジ)
Pseudocaranx dentexアジ類の中で最も美味とされ、超高級料亭や寿司屋で珍重される「アジの王様」。体側に走る美しい黄金の縦縞がトレードマーク。伊豆諸島・房総半島・南紀・四国・九州の潮通しの良い地磯や堤防から遠投カゴ釣りやショアジギングで狙う至極のターゲット。
コロダイ / シブダイ (胡椒鯛 / 白星笛吹 / 夜の怪力魚)
Diagramma pictum南紀・四国・九州の黒潮洗うサーフや地磯で、夏の夜釣りを熱狂させる怪力白身魚。コロダイは黒い斑点と分厚い唇を持ち、シブダイ(フエダイ/シロテン)は「幻の超高級魚」として白身に霜降り状の極上の脂を蓄える。竿ごと海に引きずり込む激震のアタリが魅力。
イソマグロ / 本カツオ (磯鮪 / ドッグトゥースツナ)
Gymnosarda unicolor鋭い犬のような牙(ドッグトゥース)を持ち、南西諸島(沖縄・トカラ・奄美・小笠原)の荒磯に君臨するショア最強のスピードファイター。時速80kmとも言われる超高速突進とダイビングペンシルへの爆裂バイトで、ショアアングラーの極限に挑む熱いターゲット。
ダツ / オキザヨリ / テンジクダツ (駄津 / 針口魚)
Strongylura anastomella / Tylosurus crocodilus細長い魚体と鋭いハサミのような牙口を持つ表層のプレデター。サーフや磯のトップウォーターゲームでルアーに水面を飛び跳ねながら猛烈チェイスする好敵手。夜間に光に向かって猛スピードでジャンプ・突進する危険な習性も併せ持つ。骨が青緑色だが白身は唐揚げや干物で美味。
夜間に海面を強いライトで照らすと、光に向かって時速50km超で矢のようにジャンプ・突進してくる極めて危険な習性があります。夜釣りで海面を不用意に照らさないよう厳重注意してください。また口先の鋭い歯にも注意。
オオモンハタ (大紋羽太)
Epinephelus areolatus網目状の美しい斑点と尾びれの白い縁取りが特徴の遊泳性ハタ。ボトムから中層までイワシなどの小魚を猛追し、強烈なバイトでルアーロッドを絞り込みます。
バラハタ / ナガジューミーバイ (薔薇羽太)
Variola louti三日月型の尾びれと美しいグラデーションを持つ南洋・小笠原・沖縄の大型ハタ。ルアーへの果敢なアタックと強烈な引きで人気(※大型個体はシガテラ毒の可能性に注意)。
大型個体(特に50cm以上)はシガテラ毒(強力な神経毒)を保有しているリスクがあります。熱帯・亜熱帯海域で釣れた大型個体は食用を避けてリリースしてください。
シロダイ (白鯛 / タマミ)
Gymnocranius grandoculis小笠原・南西諸島・黒潮洗う南紀四国を代表する超怪力フエダイ。夜釣りの打ち込み仕掛けで竿をへし折るような猛烈な引きを見せるナイトゲームの王者。
ナンヨウカイワリ / カッポレ (南洋甘木)
Carangoides orthogrammus黄色い斑点と体高のある菱形の魚体が特徴の南洋ヒラアジ。八丈島や小笠原、南西諸島でジギングやフカセ釣りに強烈にヒット。刺身はアジ類最高峰の濃厚な脂。
ムロアジ / クサヤモロ (室鯵)
Decapterus muroadsi / Decapterus macarellus伊豆諸島名産「くさや」の原料として名高い赤身の大型アジ。泳がせ釣りの最強の活きエサ(大物特効エサ)としても欠かせず、釣りたての刺身や塩焼きも美味。
トカジャー / ニザダイ (三の字)
Prionurus scalprum / Acanthurus dussumieri尾柄部に鋭い骨質板(サンノジ)を持つ超怪力磯魚。沖縄では「トカジャー」と呼ばれフカセ釣りの大人気強烈ターゲット。冬場に適切な血抜きと内臓処理を行えば美味しい。
尾ビレの付け根(尾柄部)にある骨質板(メス状の突起)が非常に鋭利で、暴れた際に素手で触ると深く切り裂かれます。針外し時はタオル等で魚体を固定してください。
シブダイ / ハマダイ / フエダイ (白点)
Lutjanus stellatus / Lutjanus rivulatus「夏の夜釣りの王様」と呼ばれる超高級魚(キロ1万円超の市場値)。体側の白点が目印。強烈な引きと、全身に霜降り状に入った濃厚な脂・甘みは魚類最高峰。
カツオ / ハガツオ (鰹 / 歯鰹)
Katsuwonus pelamis / Sarda orientalis黒潮に乗って北上する日本の伝統魚カツオと、鋭い歯を持つ「キツネ(ハガツオ)」。ハガツオは身が非常に柔らかく、脂の甘みと旨味は本ガツオを凌ぐと絶賛される極上ターゲット。
キハダマグロ / メジ (黄肌鮪)
Thunnus albacares黄色いヒレが特徴のパワフルな大型マグロ。ショアから狙える離島(小笠原・八丈島・沖縄・奄美)では20kg〜40kg超が回遊し、全国のビッグゲームアングラーが挑む究極の夢。
コウイカ / スミイカ / カミナリイカ (甲烏賊)
Sepia esculenta背中に硬い甲(貝殻)を持つ愛嬌あるイカ。大量の墨を吐くことから「スミイカ」と呼ばれる。肉厚でモッチリとした歯ごたえと甘みが強く、江戸前寿司の最高級ネタ。
ヒイカ / ジンドウイカ (樋烏賊)
Loliolus beka冬の港湾・ベイエリアに大群で押し寄せる手のひらサイズの可愛いツツイカ。小型エギ(1.5〜1.8号)を使ったライトエギングで連発し、丸ごと煮付けやボイルが最高。
クブシミ / トラフコウイカ (大甲烏賊)
Sepia latimanus沖縄・南西諸島・小笠原で獲れる国内最大級の巨大コウイカ(5kg〜10kg超)。トラ柄の模様が美しく、エギングでドラグが唸る大物ファイト。刺身は驚くほど甘く肉厚。
ホタルイカ (蛍烏賊)
Watasenia scintillans富山湾の神秘として国の特別天然記念物にも指定される青白く光る小型イカ。春の深夜〜未明に新月の大潮で砂浜へ大群が身投げ(接岸)し、タモ網での掬いやルアー釣りが春の名物。
マアナゴ / アナゴ (真穴子)
Conger myriaster江戸前天ぷら・寿司の代表格。夜の堤防や海釣り公園のぶっこみ釣りで鈴の音とともにヒットする夏の夜釣りの大人気ターゲット。ふっくら柔らかな煮穴子や天ぷらは絶品。
サケ / シロザケ / アキアジ / カラフトマス (鮭)
Oncorhynchus keta / Oncorhynchus gorbuscha北海道・東北の秋の海岸を熱狂させる「アキアジ」。母なる川へ遡上するために沿岸へ押し寄せる銀ピカの巨体。特大のイクラ(筋子)と豪快なウキルアーフィッシングが大人気。
スルメイカ / マイカ / 真烏賊 (鯣烏賊)
Todarodes pacificus日本で最も漁獲される国民的ツツイカ。初夏〜秋に沿岸へ回遊し、夜釣りのテーラー仕掛けやライトエギング、イカメタルで強烈なジェット噴射ファイト。イカそうめんや塩辛が最高。